診療案内
Medical information世田谷区子宮がん検診
子宮頸がんは、早期に発見できれば治療がしやすく、将来の妊娠や出産への影響を最小限に抑えることも可能です。
世田谷区では、2年に1回、公費助成による「子宮がん検診」を実施しています。
世田谷区の子宮がん検診の概要
世田谷区の子宮がん検診は、2年度に1回受診することができます。
対象となる方
世田谷区に住民登録があり、年度末(3月31日)時点で20歳以上の女性が対象です。
- 前年度(4月〜翌3月)に世田谷区の子宮がん検診を受診されていない方
- 妊娠中の方につきましては、 母子手帳をもらう際に「妊婦子宮(頸部)がん検診受診票」が入っています。そちらを使用して検診を受けてください。
受診票の入手方法
世田谷区では、対象の方へ受診票を郵送しています。
- 送付時期について: 受診票は例年6月頃に一斉発送されます(転入者向けには11月頃に追加発送される場合があります)。具体的な発送日は年度により異なりますので、詳細は世田谷区のホームページをご確認ください。
- 70歳以上の方・受診票が届かない場合: 70歳以上の方は一斉発送の対象外となっているため、受診を希望される場合は個別に申し込む必要があります。また、手元に受診票がない方も、「世田谷区がん検診受付センター(03-6265-7573)」への電話、または区のホームページから受診票の交付申請を行ってください。
検診の内容:子宮頸がんと子宮体がん
世田谷区の子宮がん検診は、原則として「子宮頸がん検診」ですが、条件によって「子宮体がん検診」を同時に受けることも可能です。
子宮頸がん検診(全員)
子宮の入り口(頸部)の細胞を採取して調べる検査です。子宮頸がんは、近年20代や30代の若い女性にも増えている病気です。初期にはほとんど自覚症状がないため、定期的な検診による早期発見が非常に重要です。がん検診では、「がん」だけでなく、進行するとがんになる可能性のある「異形成」が疑われる細胞がないか調べます。
異形成は、医学的には「前がん病変」と呼ばれますが、特に軽度や中等度の場合は、ご自身の免疫力で自然に治ることも多いのが特徴です。そのため、すぐに治療が必要なわけではなく、定期的な経過観察が重要になります。
子宮体がん検診(医師の判断により実施)
子宮の奥(体部)にある内膜の細胞を採取する検査です。世田谷区の検診において子宮体がん検診を追加できるのは、最近6ヶ月以内に「不正性器出血」または「褐色帯下(茶褐色のおりもの)」のいずれかの症状があり、かつ問診の結果、以下のいずれかに該当し、医師が検査が必要と認めた場合です。
- ア: 年度末年齢50歳以上の方
- イ: 閉経後の方
- ウ: 未妊娠であって、月経不規則の方
- エ: その他、医師が特に必要と認めた方
上記のような症状がある場合は、問診票にご入力ください。
当院で受診するメリット
- 検診からその後の精密検査まで対応できる点が当院の特徴です。
「要精密検査」と判定された場合、当院では、精密検査である「コルポスコピー検査」や「組織診」まで自院で実施可能です。同じ医師のもとで検査を受けられるため、心理的・時間的負担を軽減できます。
- 検査は女性医師が行います。
- 平日は曜日によっては18:30までの予約、土曜は14:00までの予約が可能です。
検査の流れと費用
受診の手順
- ご予約: 当院は予約制となっております。Web予約またはお電話にて、「世田谷区子宮がん検診」を希望される旨をお伝えの上、ご予約ください。
※ご予約はできるだけ月経中を避けるようにしてください。 - 当日持参するもの: 世田谷区から届いた受診票、本人確認書類(保険証等)を忘れずにお持ちください。
- 検査: 問診の後、内診室にて細胞の採取を行います。
ご希望の方には、追加で経腟超音波検査での検診(子宮全体や卵巣のチェック)も実施しております。(世田谷区検診と同時の場合:1,100円)
検査は短時間で終了します。 - 結果説明: 数週間後、医師から結果をご説明いたします。
自己負担額
世田谷区の助成制度により、以下の費用で受診いただけます。
- 子宮頸がん検診: 800円
- 子宮頸がん・体がん同時検診: 1,800円(頸部800円+体部1,000円)
【費用が免除される方】
- 生活保護受給中の方
- 住民税非課税世帯の方(事前の手続きが必要です)
※費用免除や無料受診票の対象等については年度により細かな条件があるため、詳細は区から届く案内を必ずご確認ください。また、70歳以上の方についても免除規定がある場合があります。
精密検査が必要と判定されたら
「要精密検査」は直ちにがんを意味するものではありません。「より詳しく調べる必要がある」という段階です。 精密検査で「異形成」の段階で見つけることができれば、適切なフォローを行い、経過観察をするか、治療が必要か判断いたします。